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COFFEE BREAK
コーヒーの基礎知識-Basics-
レギュラーコーヒーについて知ろう
一見、どれも同じに見えるコーヒー豆ですが、様々な土地で栽培され、たくさんの種類があります。
コーヒー豆の名前には、生産地名やその地域の山の名前、出荷する港の名前などが付けられていることが多く、栽培された土地の風土によって、味も、香りも、とってもバラエティ豊かなんです。
コーヒー豆の生産地
コーヒーは、そのほとんどが、赤道をはさんで北緯25度から南緯25度、
北回帰線と南回帰線の間の「コーヒーベルト」と呼ばれる熱帯地域のエリア、
約60ヶ国によって栽培されています。
今回は、日本でもおなじみの12種類の豆を例に、それぞれのコーヒー豆がもつ特徴を紹介します。
コーヒー豆の種類と特徴
ブラジル
世界第1位のコーヒー生産国でとれる、アラビカ種のコーヒー豆。
酸味と苦味のバランスが良く、ブレンドのベースにも最適。サントス、サンジョゼなど人気の銘柄がある。
- 香り
-
- カラメルのようなにおい
- 香ばしいにおい
- ナッツのようなにおい
- 煎り大豆のようなにおい
- 味
-
- 酸味
- すっきりした酸味
- 苦味
- まろやかな苦味
- 甘味
- ―
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- キレのある
- すっきりとした
- さっぱりとした
- マイルドな
- ニュートラルな
コロンビア
山岳地帯で地質・気候ともにコーヒーの栽培に適した地でとれる豆は高品質。
華やかな香りと豊かなコクがありながらも、マイルドな味わいが特徴。他の豆との相性も良く、ブレンドにも適している。
- 香り
-
- 花のようなにおい
- ナッツのようなにおい
- 甘酸っぱいにおい
- カラメルのようなにおい
- 香ばしいにおい
- 甘いにおい
- 味
-
- 酸味
- すっきりした酸味 まろやかな酸味
- 苦味
- すっきりした苦味 まろやかな苦味
- 甘味
- 甘酸っぱい
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- キレのある
- すっきりとした
- さっぱりとした
- クリアな
- マイルドな
- まろやかな
- やわらかな
- 芳醇な
- リッチな
グアテマラ
豊かな降雨量と肥沃な火山灰土壌など、コーヒーの栽培に適した立地条件でつくられたコーヒー豆。
芳醇な香りとともに酸味やコクも愉しめるので、多くの人々に愛されている。
- 香り
-
- 甘いにおい
- 花のようなにおい
- カラメルのようなにおい
- チョコレートのようなにおい
- 香ばしいにおい
- 味
-
- 酸味
- すっきりした酸味 シャープな酸味
- 苦味
- すっきりした苦味 まろやかな苦味
- 甘味
- 甘酸っぱい
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- キレのある
- すっきりとした
- さっぱりとした
- クリアな
- シャープな
- まろやかな
- 芳醇な
エルサルバドル
穏やかな酸味、やわらかな苦味、ほのかな甘味で、品質の高さに定評がある。
そのバランスの良さで、ベーシックなブレンドに欠かせない存在。インパクトのある豆と相性が良く、味わいを上手に引き立てる。
- 香り
-
- 甘酸っぱいにおい
- 甘いにおい
- 香ばしいにおい
- 味
-
- 酸味
- すっきりした酸味 さわやかな酸味
- 苦味
- まろやかな苦味
- 甘味
- 甘酸っぱい
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- キレのある
- さっぱりとした
- マイルドな
- ニュートラルな
- すっきりとした
- クリアな
- まろやかな
- やわらかな
コスタリカ
スペイン語で「豊かな海岸」を意味する国名に相応しく、太平洋側の山地で栽培されたコーヒー豆は、豊かなコクと香りに恵まれている。
本来の美味しさを味わうには、フレンドよりストレートがおすすめ。
- 香り
-
- 桃のようなにおい
- 甘いにおい
- ナッツのようなにおい
- 小果実(ベリー)のようなにおい
- 香ばしいにおい
- 甘酸っぱいにおい
- 味
-
- 酸味
- すっきりした酸味 シャープな酸味
- 苦味
- すっきりした苦味 まろやかな苦味
- 甘味
- 甘酸っぱい
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- キレのある
- すっきりとした
- さっぱりとした
- クリアな
- マイルドな
- 芳醇な
- シャープな
ブルーマウンテン
ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の限られた地域でのみ栽培される希少なコーヒー豆。
豊かな風味と芳香が特徴的で、酸味、甘味などのバランスに優れたクセのない味わい。
- 香り
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- 甘酸っぱいにおい
- 甘いにおい
- 香ばしいにおい
- ナッツのようなにおい
- 味
-
- 酸味
- すっきりした酸味
- 苦味
- まろやかな苦味
- 甘味
- 甘酸っぱい
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- すっきりとした
- さっぱりとした
- クリアな
- まろやかな
- やわらかな
モカ
「モカ」として親しまれている、エチオピア産のコーヒー豆。
小粒ながら強い酸味とコクを兼ね備え、フルーティな香りが味に良いアクセントを添える。
- 香り
-
- 甘酸っぱいにおい
- 果実のようなにおい
- すもものようなにおい
- 柑橘類(シトラス)のようなにおい
- 甘いスパイス(カルダモン、シナモン)のようなにおい
- 甘いにおい
- 花のようなにおい
- 味
-
- 酸味
- 広がる酸味 まろやかな酸味
- 苦味
- ―
- 甘味
- 甘酸っぱい 甘味が後に残る
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- すっきりとした
- クリアな
- シャープな
- マイルドな
- まろやかな
- やわらかな
- 繊細な
- 芳醇な
- リッチな
ケニア
赤道直下の山岳地帯で栽培される、大粒で品質の良いアラビカ種のコーヒー豆。
強い酸味が感じられるのが大きな特徴。キレがあり、後味もすっきりしているため、さわやかな印象のコーヒー。
- 香り
-
- 甘酸っぱいにおい
- 甘いにおい
- 花のようなにおい
- 味
-
- 酸味
- すっきりした酸味 シャープな酸味
- 苦味
- すっきりした苦味
- 甘味
- 甘酸っぱい
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- キレのある
- すっきりとした
- クリアな
- シャープな
- 繊細な
- 味の強い
- 芳醇な
- リッチな
キリマンジャロ
アフリカを代表するタンザニア産のコーヒー豆。
口に含んだ瞬間に強い酸味が感じられ、豊かな香りを漂わせる。ミルクや砂糖を加えても風味が損なわれず、様々な愉しみ方ができる。
- 香り
-
- ナッツのようなにおい
- 穀物のようなにおい
- 香ばしいにおい
- 甘酸っぱいにおい
- 味
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- 酸味
- すっきりした酸味 酸味が後に残る
- 苦味
- ―
- 甘味
- 甘酸っぱい
- 口あたり
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- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- シャープな
- すっきりとした
- ライトな
- キリッとした
ハワイコナ
ハワイ島の標高4205mのマウナ・ケア山の西側の斜面にあるコナ地方で栽培されている希少なコーヒー豆。
トロピカルな香りの中に酸味とコクを感じる、日本でも人気の銘柄。
- 香り
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- 甘酸っぱいにおい
- 柑橘類(シトラス)のようなにおい
- 甘いにおい
- 香ばしいにおい
- 味
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- 酸味
- シャープな酸味 酸味が後に残る
- 苦味
- シャープな苦味
- 甘味
- ―
- 口あたり
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- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- キレのある
- シャープな
- ストロング
マンデリン
スマトラ島のみで栽培され、インドネシア産コーヒー豆の中でわずか10%程度しか採れない希少な銘柄。
やわらかな酸味と強い苦味、スパイスのような香りが愉しめる。
- 香り
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- 甘いにおい
- スパイスのようなにおい
- 桃のようなにおい
- 甘いスパイス(カルダモン、シナモン)のようなにおい
- 味
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- 酸味
- 酸味が後に残る
- 苦味
- すっきりした苦味 まろやかな苦味
- 甘味
- ―
- 口あたり
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- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- ストロング
- 芳醇な
- リッチな
- シャープな
ベトナム
強い苦味、香ばしい香りが魅力で、ミルクとも相性が良いロブスタ種のコーヒー豆。
世界最大のロブスタ種生産国ベトナムのコーヒー豆は、アジアブームに伴って日本でも人気が高まっている。
- 香り
-
- 香ばしいにおい
- 煎り大豆のようなにおい
- 穀物のようなにおい
- 麦茶のようなにおい
- 麦芽のようなにおい
- 味
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- 酸味
- ―
- 苦味
- シャープな苦味 苦味が後に残る
- 甘味
- ―
- 口あたり
-
- 舌触りのよい
- なめらかな
- とろみのある
- ボディのある
- 全体の印象
-
- 味の強い
- ストロング
- 重い
- シャープな
焙煎の種類(ロースト)
コーヒーの生豆を煎ることを焙煎といいます。
焙煎することで生豆の持つ特徴的な味わいや香りを引き出します。
浅煎り(浅煎りの豆は飲用ではなくテスト用に使用される場合があります。)
ライト・ロースト
黄色がかった小麦色の外観。
コクや香りが優しくフレッシュな印象。
シナモン・ロースト
シナモン色の外観。
ライト・ローストに比べて、香りが深い。
酸味のある良質な豆に適した焙煎。
中煎り
ミディアム・ロースト
栗色の外観。
酸味と苦味が感じられ、
口あたりがやわらか。
アメリカンコーヒー向きの焙煎。
ハイ・ロースト
茶褐色の外観。
日本でも一般的な焙煎で、
酸味は抑えられていて、
甘味や苦味が強い。
シティ・ロースト
鮮やかなコーヒーブラウンの外観。
酸味と苦味のバランスがとれ、
ロースト香も強い。
深煎り
フルシティ・ロースト
黒褐色の外観。
コクがしっかり感じられ、
酸味はほとんどない。
アイスコーヒー向きの焙煎。
フレンチ・ロースト
外観は深い黒褐色で、
豆の表面に脂肪分が出てくる。
苦味、ロースト香が強く、
カフェオレ向きの焙煎。
イタリアン・ロースト
外観はほとんど黒に近い。
強い苦味との濃厚なコクが特徴。
エスプレッソやカプチーノ向きの焙煎。
挽き方の種類(グラインド)
焙煎したコーヒー豆を抽出器具に合わせて挽くのが、
美味しさのポイントです。
極細挽き
粒の大きさは、白糖ぐらい。
エスプレッソや
ターキッシュコーヒーに
適している。
細挽き
粒の大きさは、
白糖とグラニュー糖の中間ぐらい。
ウォータードリップで淹れる
ダッチコーヒーなどに適している。
中細挽き
粒の大きさは、グラニュー糖ぐらい。
一般に市販されている
グラインドコーヒーはこのタイプが多い。
ペーパードリップ式や
コーヒーメーカーなどと相性が良い。
中挽き
粒の大きさは、
グラニュー糖とザラメの中間ぐらい。
サイフォン式や
ネルドリップ式に適している。
粗挽き(荒挽き)
粒の大きさは、ザラメ程度。
パーコレーターで淹れるときに
適している。
ペーパードリップ式とも相性が良い。