- TOP
- COFFEE BREAK
- 世界のコーヒー
- "隣国よりもお買い得"なコーヒーの秘密。
- "隣国よりもお買い…
COFFEE BREAK

世界のコーヒー-World-
2017.12.19
"隣国よりもお買い得"なコーヒーの秘密。
"隣国よりもお買い得"なコーヒーの秘密。

カクタス社マーケティング キャシー・リーシュさん
ルクセンブルクの人々は、コーヒーの消費量が世界一?
国際コーヒー機関の統計によると、ルクセンブルクは人口ひとり当たりの年間コーヒー消費量が世界一。知る人ぞ知る「コーヒー大国」だ。人々の日常を支えるスーパーマーケットをのぞいてみても、コーヒーの売り場面積は驚くほど大きい。1900年創業という国内最大手のスーパーマーケット「カクタス」の売り場でも、多国籍社会というお国柄を反映するように、イタリア、ポルトガル、ドイツ、フランス、オランダなど、欧州各国の有名ブランドコーヒー各種が長い陳列棚にずらりと並んでいる。
全国展開するカクタス社の店舗。
コーヒーに計上される税金は、国によって大きく異なる。
店で販売されるコーヒーに計上されるVAT(付加価値税)は、ルクセンブルクでは3%だが、ベルギーは6%、フランス5.5%、そしてドイツは7%。加えて、ベルギーでは焙煎コーヒー1kgあたり0.2486ユーロ、ドイツに至っては2.19ユーロのコーヒー税も計上される。隣国の人々にとっては、コーヒーはルクセンブルクで買う方が安いのだ。 カクタスでは、定期的にコーヒーのセールを行っているが、特にドイツからやってくるお客さんはそれらを大量に仕入れていくと言う。今やコーヒーは、どこの国の人々にとっても生活必需品。もちろん、お買い得であるにこしたことはない。
左から:ルクセンブルク最大手のスーパーマーケット「カクタス」のコーヒー売り場。手前は同社のオリジナルブランド。側面の棚には欧州各国の大手メーカーのコーヒー各種が並ぶ。/カクタスの焙煎所で、自社ブランドのコーヒー豆を厳しく品質チェック。
