- TOP
- COFFEE BREAK
- 世界のコーヒー
- Vol.12 アメリカ:スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)
- Vol.12 アメ…
COFFEE BREAK

世界のコーヒー-World-
Vol.12 アメリカ:スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)
アメリカ・ニューヨークは第3次コーヒーブームのまっただ中。コーヒーの飲み比べサービスを行うカフェが増えてきました。Vol.12では毎日無料でテイスティングを行う「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」をご紹介します。
毎日開催する、無料のテイスティングでコミュニケーション。
Vol.12 アメリカ:スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)
www.stumptowncoffee.com
テイスティングの説明をするマネージャー、ニコラス・ハーマンさん。テイスティングは毎日午後2時から45分ほど開催され、誰でも自由に無料で参加できる。この日のコーヒーはすべて日本製の抽出器具を使用してハンドドリップで提供した。
オレゴン州ポートランド発の「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」は、図書館をイメージした内装の温かい雰囲気のカフェ。ここ、ニューヨーク店は2013年5月にオープンした。
(左)この日はホンジュラスとグアテマラ産のコーヒーをテイスティング。(中)どのコーヒーが一番好きか、みんなで口々に意見を出し合うのも楽しい。(右)たまたまカフェに訪れた人が興味を持って途中から参加することも。気楽な雰囲気も魅力。
この店の特徴は、伝統的な手法でコーヒーをいれる「ブリュー・バー」というコーヒー・バーが併設されていて、毎日テイスティングを開催していること。1種類の豆を異なった方法でいれたり、数種類の豆を同じ方法でいれたりと、コーヒーの味の違いを楽しむ。参加者は、いつもと違った方法でいれたコーヒーを飲んでみて、自分に合った新しいいれ方を発見することもある。
ブリュー・バーのマネージャー、ニコラス・ハーマンさんは、「テイスティングには豆の輸入業者から他店のバリスタ、コーヒー初心者まで、さまざまな人々が訪れます」と語る。
(左)スタンプタウン(林業の街の意)とはオレゴン州のニックネーム。南米、アフリカ、アジアが原産のオリジナルのコーヒーも販売している。(右)元はジャック・ケロアックらのビートニク作家が通う本屋だった。
「ただ、ニューヨークの人は忙しくなかなかテイスティングに45分費やすことができないので、10分だけでも気軽に参加できるような工夫が必要なんです。そのため、テイスティングの参加費は無料とし、朝の多忙な時間帯を避けて午後2時からのスタートにしました」。
この日は、スウェーデンから来た観光客や、カフェで働いているバリスタ、テイスティングに初めて挑戦する人などが参加した。ふらっとやって来て、2〜3杯、テイスティングをして立ち去る人も。肩肘の張らない自由な空気が流れている。ニコラスさんは「ふだんバリスタに尋ねにくいことも、この機会になんでも聞いてもらえれば。最近はコーヒーに対する関心が高まってきていますが、コーヒーのことをよく知らない人もいます。コーヒーの知識を提供し、コーヒーが好きな人々のコミュニティを作り、活性化することができたら嬉しいですね」と語っていた。
スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)
30 W 8th Street
New York, NY 10011
Tel.347-414-7802
営業時間=7:00〜20:00
Brew Bar=9:00〜17:00
休日なし