世界のコーヒー産業の持続的な発展に対する貢献
消費者の皆様に末永くコーヒーを楽しんでいただくためには、コーヒー豆生産国における持続可能な生産を確保して、世界のコーヒー産業全体が持続的に発展していくことが重要です。全日本コーヒー協会では、このような考え方の下に、国際コーヒー機関(ICO)等の国際機関とも連携して、世界のコーヒー産業の持続的発展に資する様々な活動を支援していきたいと考えています。
コーヒーサプライチェーンにおける労働安全衛生改善の支援について合意する(左から)ノゲイラICO事務局長、萩原全日本コーヒー協会会長、ILOのムネット技官及びレオーネ上級職員
低炭素社会実行計画の策定
全日本コーヒー協会は持続可能な社会形成のために2007年から「低炭素社会実行計画」を策定し、省エネルギータイプの施設の導入や生産の効率化により、2005年度を基準年度として2030年度には CO2排出量を25%削減することを目標として会員企業とともに取り組んでいます。
2023年度「低炭素社会実行計画」に係るエネルギー消費量・CO2排出量の実績
コーヒーと健康についての科学的情報の提供
協会設立当時、日本においてコーヒーは根拠も無くネガティブな飲料と捉えられがちでした。この誤解を科学的に解きほぐし、コーヒーと健康に関する正しい情報をお届けするために、1996年より全国の研究機関を助成支援し、最新の研究成果を発表しています。
今までに、300件近いコーヒーが持つ生活習慣病の抑制効果などの研究成果を発表してきました。
今後ともコーヒーの健康に関わる機能について知識の普及と消費の振興などを通じて、消費者の健康増進に貢献して参ります。